松井=秦徳純協定(口語)
一 第29軍代表は日本軍に対し遺憾の意を表し、かつ責任者を処分して将来責任を以て今回のような事件の惹起を防止することを声明する。
二 支那軍は豊台駐屯日本軍と接近しすぎたにより、事件を引き起こし易くなったため、盧溝橋城廓及び龍王廟に軍を駐屯しないようにし、保安隊により治安を維持する。
三 本事件は、いわゆる藍衣社・共産党・その他抗日系の各種団体の指導が原因となることが多いことに鑑みて、将来これらの対策をし、かつ取締りを徹底する。
以上、各項はことごとくこれを承諾する。
松井=秦徳純協定(原文:ひらがな、一部新字体化)
昭和十二年七月十一日
盧溝橋事件現地停戦交渉における協定事項
一 第二十九軍代表ハ日本軍二対シ遺憾ノ意ヲ表シ且責任者ヲ処分シテ将来責任ヲ以テ再ヒ斯ノ如キ事件ノ惹起ヲ防止スルコトヲ声明ス
二 支那軍ハ豊台駐屯日本軍ト接近シ過キ事件ヲ惹起シ易キヲ以テ盧溝橋城廓及龍王廟二軍ヲ留メス保安隊ヲ以テ其ノ治安ヲ維持ス
三 本事件ハ所謂藍衣社、共産党其ノ他抗日系各団体ノ指導二胚胎スルコト多キニ鑑ミ将来之カ対策ヲ為シ且取締ヲ徹底ス
以上各項ハ悉ク之ヲ承諾ス
(日本外交文書 日中戦争第1冊一1:盧溝橋事件の発生から全面戦争への拡大 P14)(19370711松井=秦徳純協定.pdf P11)
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