軍需局官制　1918年05月31日

軍需局官制（原文：ひらがな、一部新字体化）

勅令第百七十八号

　　　軍需局官制

第一条　軍需局は内閣総理大臣の管理に属し軍需工業動員法施行に関する事項を統轄す

第二条　軍需局に左の職員を置く

　　総裁

　　軍需次官　　　　二人

　　局長　　　　　　一人　　勅任

　　書記官　　　専任二人　　奏任

　　技師　　　　専任二人　　奏任

　　属　＼　　　　　

　　技手／　　　専任十人　　判任

第三条　前条職員の外軍需局に参与又は事務官を置くことを得

第四条　総裁は内閣総理大臣を以て之に充つ

　総裁は局務を総理す

第五条　次官は陸軍次官及海軍次官を以て之に充つ

　次官は総裁を補佐し総裁事故あるときは其の職務を代理す

第六条　局長は総裁及次官の命を承け局務を掌理す

第七条　書記官は上司の命を承け局務を分掌す

第八条　技師は上司の命を承け技術を掌る

第九条　参与は内閣総理大臣の奏請に依り関係各庁勅任官の中より内閣に於て之を命す

　参与は局務に参与す

第十条　事務官は内閣総理大臣の奏請に依り関係各庁高等官の中より内閣に於て之を命す

　事務官は上司の指揮を承け局務を分掌す

第十一条　属は上司の指揮を承け庶務に従事す

第十二条　技手は上司の指揮を承け技術に従事す

　　　附　則

本令は公布の日より之を施行す

（国立公文書館：軍需局官制・御署名原本・大正七年・勅令第百七十八号）

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